アピールポイント
DACグループは社会に貢献する人を世に送り出していく“人づくり”を大切にし、“社員の人間成長=クライアント様や社会へのお役立ち”と考え、企業運営を行っています。また柔軟な働き方や休暇等の制度によって、多様な支援体制を構築し「働きたい会社」をつくっています。
取組の概要
(1)全国をつなぐ委員会活動
グループ内の横断的な組織として委員会制度があります。他部署の人と交流しながら、各委員会で目的をもって活動して働きたい会社づくりを行っています。委員会活動では、誰もが住みやすい地域社会の実現につながるよう地域のごみ拾いボランティアや、D&I※推進委員会による自分の大切な人に会社や仕事について知ってもらう仕事参観日などの活動を実施しています。
※ D&I:ダイバーシティ&インクルージョン=多様性、包括性
(2)社内での多様性理解のための活動
性別や年齢、障害の有無、未婚・既婚、国籍を問わず、働き続けられるようDACworkingstyle制度を作成しました。女性管理職によるメッセージブックも作成し、キャリア形成の一助としています。また、いつ訪れるかわからない介護に備え、家族と話すことや各種制度の紹介、ケーススタディを実施する仕事と介護の両立支援セミナーを実施し、働きやすい環境をつくっています。
(3)障害者雇用に関わる企業・支援機関等に対する講演、委員参画、見学受け入れ
社員の定着率の高さから、精神障害のある社員の雇用と定着のための支援体制に関する講演やテレビ出演など多くの機会を頂いています。このような活動を通じて、当社のノウハウを地域社会に還元しています。(実績:NHKハートネットTV 「精神障害者の就労」出演(2018)、東京ライフ・ワーク・バランス認定企業 知事特別賞(2019)、企業見学受け入れ、他)
「心のバリアフリー」実践のための3ステップ
(1)障害の社会モデルの視点でバリアを理解する
障害当事者への理解と、「どう接して良いかわからない不安」という心のハードルを無くすことを目的に、障害者入社予定部門の周辺メンバーへ、 障害者の雇用と定着に関して企業内ジョブコーチによるセミナーを実施しています。全社総会の中でD&I研修も実施し、幅広く理解を深めています。
(2)コミュニケーションをとる
社内におけるバリアフリーの醸成やグループ企業の連携促進を目的に、グループ間のコミュニケーション機会を設けています。宿泊型研修によるピアサポート環境の整備や、社内イベントによりコミュニケーションをとることで共に働く仲間の信念を理解し、協力できる環境を整えています。
(3)適切な配慮を行う
月間健康指針の共有や、メンタルヘルスマネジメント検定の受検促進、D&I研修などのほか、障害者職業生活相談員の資格を持つ社員と障害のある社員との定期面談やアンケートの実施、仕事と治療の両立コーディネーターの配置など、より良い環境で就業できるよう配慮しています。
福祉のまちづくり推進協議会委員の講評
多様な人材がライフステージを問わず働き続けられるような制度を整え、社員の多様性理解に関する様々な取組も実施されています。今後も社内の取組の発展とともに、グループ企業間との連携による取組の強化など、さらなる心のバリアフリーの取組の推進を期待します。