アピールポイント
お客様に信頼され、仕事を任せてもらえる自信と誇り、そして責任が持てる社員へ、人財育成を一丁目一番地と捉え、障害者、外国人、老若男女の分け隔てなく、人財育成を基盤とする職位と配置並びに研修機会を整え、障害者や外国人にとっても「誇れる」「入りたい」「家族が呼べる」会社を目指しています。
取組の概要
(1) 共に育つ「共育」で人財育成と活躍の場
障害者も外国人も共に働き共に研修を受けるインクルーシブ「共育」の新任教育、会社行事、職位職階別研修や管理職会議等を通じて障害者や外国人の現状と社会状況の相互理解を図り、区別なく一人ひとりに必要な研修機会と資格取得を支援するとともに社内日本語教室を常設開催し、能力と意欲と適性に応じた配置、正社員や現場責任者への登用など活躍する最適材・最適所の創造と拡大を進めています。
(2) 挨拶・笑顔・思いやりで縦横斜めをつなぐOneteamの仕事
様々な研修会を通じて、障害の特性や日本文化に不慣れな外国人、年配者の知恵を活かすなど、一人ひとりの多様性を理解し、お互いを尊重し合い、他者とコミュニケーションがとれ、能力が発揮できる、活力ある職場が実現され、従業員間のつながり、縦横斜めの関係が構築されたOneteamの企業文化が広く根付いています。
(3)管理物件のバリアフリーに向けた取組
施設を利用する方には老若男女、障害者、外国人がおり、障害者一人ひとりの特性、また国々で違う様々な習慣や風習、そして年配者の状況があることを踏まえ、弊社管理物件において、見落としがちな段差や溝など事故の危険性が高まる箇所には、適切な誘導、危険表示や目立つ色を付けるなどの注意喚起、施設所有者への改善提案などにより施設利用者の安全確保に努めています。
「心のバリアフリー」実践のための3ステップ
(1)障害の社会モデルの視点でバリアを理解する
老若男女、障害者、外国人従業員一人ひとりの特性と能力、環境等を複眼的に捉えるため、現場責任者の他、役員、エリア管理者、障害者担当、共育担当が定期巡回し状況把握に努めています。その上でインクルーシブ研修、知識技術研修、職位職階別研修などを実施し、相互理解・尊重・補完を醸成しています。
(2)コミュニケーションをとる
お客様や従業員との対話を重視しているため、上長や担当者と随時面談ができる場を作り、的確な課題の把握に努めています。また、広報担当の聞き取り取材と支店だよりの発行、障害者担当による広報誌やSNSによる啓発、共育担当による日本語教育、部門別職位別定期ミーティング等を実施しています。
(3)適切な配慮を行う
ガバナンスの徹底、部門長や現場責任者等による管理体制と迅速な対応に努め、一人ひとりの身体的、精神的、年齢的、生活環境など人的要素、またお客様の希望状況や職場環境を把握し、人財が働きやすい適材適所に配置しています。また必要な取得資格を積極的に支援し、意欲とやりがいの向上を図っています。
福祉のまちづくり推進協議会委員の講評
外国人や障害者等の多様な従業員とのコミュニケーションを重視した職場環境の整備や管理物件の施設所有者への改善提案に積極的に取り組んでいます。施設利用者が安全に過ごせる環境整備や共生社会実現に向けた理解促進の取組が発展することを期待します。