アピールポイント
障がいのある方、LGBTQの方等様々な方に対する施策を打ち立てています。特に障がい者雇用は力を入れており、情報発信だけでなく、テレワークチームを作り全国各地の障がい者の方々を雇い入れ、障がい者施設で支援経験のある専門家3名が常時サポートにあたっています。
取組の概要
(1) 地方にお住いの障がい者の方々に対する雇用の推進
通勤、出勤が困難な障がい者の方に対してテレワークで働くことができる障がい者雇用を推進しています。テレワーク型で勤務する障がい者の方には専属の社員がサポーターとして日々の声掛け、仕事の進捗管理、悩み相談を随時受けつけるなど、障がい者の方が不安を感じずに働ける配慮を行っています。
(2)社内SNS「TUNAG(ツナグ)」にて、様々な人権、障がいに関する情報の発信
・人権ジャーナル 2021年9月~2022年10月 テーマはジェンダーハラスメント、エイジハラスメント、配慮やアンコンシャスバイアスについて
・dip_DEI通信 2024年4月~(現在)テーマはバリアフリーマーク、安全配慮義務等
(3)職場における性の多様性の推進活動
2024年2月にパートナーシップ制度を導入し、「同性パートナー」および「事実婚のパートナー」に配偶者(法律上の婚姻関係にある者)と同等の社内制度や福利厚生を適用。LGBTQの方々への理解を促し、当事者が安心して仕事に取り組める社風を育むために、全従業員に対してオンライン研修を実施。この研修では、LGBTQに対する基礎知識や、差別的な言動に対処する方法などを伝えています。
「心のバリアフリー」実践のための3ステップ
(1)障害の社会モデルの視点でバリアを理解する
社内SNS「TUNAG」にて障がいの社会モデル、個人モデルについて配信。直近では2024年12月3日に投稿した第4回「dip_DEI通信」にて①物理的なバリア②制度的なバリア③文化・情報面でのバリア④意識上のバリアについてお伝えし、投稿の最後にアンケートを実施しています。
(2)コミュニケーションをとる
聴覚障がいの方に対し、MTGは文字起こし機能を利用しています。月に一度の上司との面談ではチャット機能を用いた対話を行っています。また、年に一度の社員総会では手話通訳者に来ていただき、専用の席を用意してリアルタイムで情報が理解できるようにしています。
(3)適切な配慮を行う
全社の障がい者の方々に向け、月に一度障がい者担当との面談時間を設け日頃困っていることをヒアリングしたり、上司に伝えづらいことを代弁する等その人に適した対応を行っています。また、通勤経路の変更、テレワーク等も申請に応じて許可しています。


社内SNSであるTUNAGへの投稿内容
福祉のまちづくり推進協議会委員の講評
障害のある社員がテレワークで働くことのできる労働環境の整備や、社内報の発行、多様な研修実施による従業員の理解促進に積極的に取り組んでいます。CMの放映やホームページの開設など取組も多岐に渡っており、さらなる情報発信や啓発活動を期待します。