アピールポイント
ダイバーシティへの意識醸成に向け、社内イントラネットの「サポート・ダイバーシティ」サイトにてダイバーシティに関する情報を発信し社員の意識醸成に努めています。また一般企業・自治体向けに手話通訳派遣サービスを実施しており、手話を必要とする方への情報保障を行っています。
取組の概要
(1) 社内イントラネットを活用した多様性理解に向けた情報共有
社内イントラネットの「サポート・ダイバーシティ」サイトへ、経営幹部や管理者から寄稿されたダイバーシティに関連するメッセージを社員に向けて毎月発信を行ったり、ダイバーシティに関する記事を毎月掲載しています。また、「障がい理解」や「LGBT」に関する理解促進に向けた動画の展開を行い、ダイバーシティへの意識醸成につなげています。
(2)ダイバーシティ推進に向けたワーキング活動
「育児」「介護」「障がい」などをテーマに社内から手上げ制で集まったメンバーで活動をしています。ランチコミュニケーションの実施、社員へのインタビュー記事の発信、社内SNSを利用したコミュニティ「ほっとステーション」の発足・運営、「育児」「介護」「障がい」についての理解者であることが表明できるマークの作成を行い、シールやデータにて展開などを行っています。
(3)「 手話通訳派遣サービス」の提供
ドコモでは2003年から、全国のドコモショップに来店する聴覚に障がいのあるお客さまに対し、テレビ電話システムによる手話通訳を行ってきました。そのノウハウや実績を活かし、企業や自治体における聴覚に障がいのある社員の情報保障のために「手話通訳派遣サービス」を提供しています。
「心のバリアフリー」実践のための3ステップ
(1)障害の社会モデルの視点でバリアを理解する
障がい当事者の困りごとや工夫していることの理解、具体的なサポート方法を学んでもらうことを目的として、社員向けに障がい理解研修を実施しました。参加者から「困りごとや配慮事項を知ることができ、見かけたら声掛けをしたい」等のコメントが寄せられました。
(2)コミュニケーションをとる
社内SNSコミュニティ「ほっとステーション」にて、社員が自由に発言できる場の提供や、理解者であることを表明できるマークを活用し、目にした方が話しかけやすいきっかけづくりをしています。またワーキング主体で情報交換の場としてランチコミュニケーション等も実施しています。
(3)適切な配慮を行う
聴覚障がいの社員に対し手話通訳者の派遣を行ったり、オンライン会議での文字起こしを行いながら実施するなど状況に応じて必要なサポートをしています。障がいの有無にかかわらず、自律的な働き方ができるよう必要な配慮を行いながら、働きやすい職場づくりを行っています。


社内キックオフ動画の手話通訳(ワイプ)
福祉のまちづくり推進協議会委員の講評
社内サイトでの情報発信、ワーキング活動、動画の展開など、ダイバーシティへの意識醸成に積極的に取り組んでいます。社内での取組やサービス提供を通じて得られた知見をもとに地域貢献に向けた取組の発展を期待します。