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グリーンスタンプ株式会社

アピールポイント

 「高齢者や障害者を置き去りにしない、誰もが平等に情報を共有できる環境作り」を信条に、見やすく伝わるバリアフリー告知物に取り組んでいます。また他の好事例団体様と心のバリアフリー企業同士のコラボレーションを実現。学生も参加し、一緒に告知物を制作して展開しています。

取組の概要

(1) 「 告知物のバリアフリー」の取組

 江戸川区や足立区をはじめ、都内外の高齢者が多い地域のスーパーを中心に、店内告知物を高齢者の見え方に配慮した(見やすい・読みやすい)カラー・レイアウトデザインにする「告知物のバリアフリー」を展開しています。店舗でバリアフリー化をしたポスターに変更した際は、社員と一緒にお店の方にも見てもらい変化を理解をしていただくと同時に、心のバリアフリーも説明しています。

(2)「 告知物のバリアフリー」を通し心のバリアフリーの意識向上

 店舗訪問や各地の支社からチャットツールを利用して店舗の告知物の情報を収集、専門部署でバリアフリー処理をして実例化することで教育と啓発をしています。結果社員がお客様にバリアフリー資材を提案し採用されるなど行動も伴うようになりました。また店舗側も意図を汲み取っていただき、自主的に店舗什器の安全な配置をするなど社内外の心のバリアフリーの意識向上に効果がありました。

(3)他の好事例企業・団体と心のバリアフリーの理念に基づいた連携

 平成30年度の好事例企業・団体である自由が丘商店街振興組合様・街を案内する大学生の皆さんと心のバリアフリーセミナーをきっかけにお互いの取組について交流。共にミーティングや現地視察を重ねて、自由が丘の街案内用の地図を高齢者や色弱の方にも見やすいバリアフリーデザインに変更・制作をしました(令和5年)。現在も街を訪れた方に分かりやすい告知物を制作しています。

「心のバリアフリー」実践のための3ステップ

(1)障害の社会モデルの視点でバリアを理解する

 社内で告知物をバリアフリー化した店舗をモデルに説明会の実施や、社内報などを使い可読性を上げるアドバイスや配色例など社員に紹介のほか、視覚障害体験眼鏡を導入し高齢者や視覚障害者の見え方を疑似体験する勉強会の実施をするなど、心のバリアフリーの理解を醸成しています。

(2)コミュニケーションをとる

 令和6年から大学生向けにワークショップ「優しい街案内の告知物の制作」を開催しています。学生の皆さんが街を案内する際に生じた課題について、心のバリアフリーの理念を元にお互いアイデアや議論を重ね、街を訪れたあらゆる方がもっと笑顔になれる告知物に反映しています。

(3)適切な配慮を行う

 社内では障害のある社員に対し隔週で業務について話し合いを持つなどコミュニケーションをとり、サポートをしています。社外では他団体様と学生と協力して色弱の方向けに配色した地図や、聴覚に障害のある方向けのコミュニケーションボードなどを作成・導入しました。

画像 ワークショップ開催
ワークショップ開催
           画像 好事例団体との取組
        好事例団体との取組
    

福祉のまちづくり推進協議会委員の講評

 社内報による事例等の紹介や疑似体験する勉強会の実施をするなど、心のバリアフリーの意識向上に向け積極的に取り組んでいます。他の好事例団体や大学生との交流の取組が、発展することを期待します。

グリーンスタンプ株式会社

所在地:東京都港区芝浦1-12-3 Daiwa芝浦ビル5階

WEB:https://greenstamp.co.jp別ウィンドウで外部サイトに移動